あくまでテキスト、コンサルタントの説明が必要な本。第1部は、経営に当たる上での哲学、やはり船井流のエッセンスをがうまく説明されている。「勉強好き、プラス発想、素直が成功には必要」、過去にいかなることがあろうと、糧と捉える「オール善」、「短所を直すよりも長所を伸ばす」、「何事も受け入れて包み込む」など、コンパクトにまとまっており、読む価値はある。
それに比べて、第2部から4部は、期待外れ。経営戦略、マーケティング、人材マネジメント、数値マネジメントを扱っているものの、コンサルタントが説明に用いるためのテキストのような記述。事項の表面的な説明に過ぎず、また、体系的であるとも言えない。これだけを読んでも、判った気にはなれない。紙幅の制約から、一部分しか扱っておらず、多くの部分を無視しているため、むしろ、気持ち悪さすら残る。やはり、コンサルタントの解説なり幅広い補足が必要だろう。セミナーのテキストという位置づけなのだろう。
総合すると、自学自習の場合、この本、つまり第1巻は、第1部のみと割り切って買う必要があるだろう。